白と黒の彩り

理工系大学院生の気まぐれとわがままと、そんな少しばかりの日常

映画【メッセージ】を観た


アカデミー賞8部門ノミネート 映画『メッセージ』予告編

 

ずっと観よう観よう思ってたのに気付いたら公開期間過ぎ去っていて、先日久しぶりにTUTAYA行ったらあったのでレンタルして鑑賞!

 

 結論から言うと、すごく、すごく、良かったです。

 

以下、ネタバレ有感想。

 

時間軸の概念がないというか、4次元的な認知?

の表現の仕方というか、時間操作系SFにありそうな感じでなさそうな感じで。

 

観たことある映画の中だとバタフライエフェクトのような、インセプションのような、そんな感じを彷彿とさせる感じが懐かしい感じだった。

 

ただ、メッセージの場合は「過去に体験したことのフラッシュバック」ではなく、将来起こること「未来のフラッシュバック」というのが違いか。

理解しきれていないだけかもしれないのだけど、メッセージで主人公が得た未来視は「未来予知」なのか「決定された未来」なのか。

まあどちらでも構わんのだけど、決定された未来だとしたらなんだか寂しい終わり方だよなぁと思わなくもない。

 

将来的に娘は病気で亡くなり、夫は去っていき、っていうのがわかっているのにそうするのか。みたいな。

 

個人的には、SFで言語学者が活躍するの結構好きだった。

暗号解析とか結構数学とかの領域でもあるけど、SFっていったら物理やら工学やらの学者や変態技術者みたいなのにフォーカスが合いがちだけど、未知の生命体相手にどうコミュニケーションをとるかというところでは言語学者は結構リアルで良い。

ホーガンの「星を継ぐもの」でも言語学者が活躍するのだけど、工学系ながら熱くなったりした。

言語学者しかり、歴史学者しかり、文化人類学者しかり、etcetcと文系学問の実用性が云々言われているが(理学系もそうだし、どこもかしこも全部言われてそうだけど)

どれも、捨てるにはもったいないというか、いざというときのセーフティを切り捨ててしまうような気がして、お金の浪費と言われようとも学問を残しておいてほしいなと思うのです。

 

よくわからん雑記になったけど。

ともあれ、観たっていう記録に。