白と黒の彩り

理工系大学院生の気まぐれとわがままと、そんな少しばかりの日常

『クロエの流儀』を読んで

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 ことの発端は次のツイートがRTで回ってきたことから始まる.

 この画像をみて気になったのでAmazonでちゃちゃっとポチっておいた.

 それから2日ほどスキーに行っていて帰ってきたら届いていたので読んだ.

 

ちなみに↓のリンクページに行けば一話を試し読みできる.

日本文芸社 | クロエの流儀/今井 大輔 著

 

 一話8ページの短編集な漫画.

 割と衝動買いだったけど、短編集であっさり読みきってしまったけど、全然買って良かったなって思う.

 人を選びそうな内容だけど、一話試し読みのような世の中のいびつなところを現代の侍がごとくばっさり正論をぶつけていくもの.

 作者のツイートによると

  というもので読んでまさにその通り.

 電車内での通話、成人式での破天荒な新成人たち、イヤホンの音漏れ等等の普段生きていながら少し癪に触るようなことだけどいちいち注意するには……ということにスパッと切り口を入れて行くのが気持ちいい.そしてなぜか、武士口調なのもなんだかかっこいい.

 感情的なことに正論をぶつけるのは良くないという世渡り術というか、正論ばかり言うと良くないみたいな日本社会に生きているからこその爽快感なのかはわからないけども、個人的にはすごい気に入った.

 キツめのことでも真正面からばさばさ言語道断とでも言いたげな口調でもの申す主人公だが、ところどころ愛のある場面というかほっこりする場面もあっていい具合いに調和がとれてるように思った.

 こういうのがダメな人はダメなんだろうなという気持ちもありつつ、私としては続きが出て欲しいと祈るばかりだ.月一の連載らしいので次が出るにしてもかなり先のことになりそうだけども…….

 続きが出るかどうかは売上げ次第らしいので気になったらぜひとも買って読んでもらいたい!

 アフィリエイトとか何もしてないからリンク辿って購入しても続きが出る可能性が増える以外は何も私に得はないがぜひぜひ. 

クロエの流儀

クロエの流儀